高い切創強度と作業性の良さを兼ね備えた 耐切創手袋のご紹介
鈴木
◆ 切創事故対策に最適な耐切創手袋 ◆
「切創」とは皮膚表面にできる切り傷のことです。建設現場や金属・ガラスなどの製造・加工工場など刃物やエッジの利いた製品を扱う作業現場ではこの「切創」を伴う事故が絶えません。切創事故から作業者の手を保護するには、軍手やすべり止め手袋などの一般の作業手袋を使用するのではなく、切れにくい素材で作った「耐切創手袋」の使用をお勧めします。
耐切創手袋とは?
耐切創手袋とはカッターなどの鋭利な刃物の使用や、ガラス、金属の板などエッジの利いたものを滑らせて手を切ってしまう事故から手を保護する手袋です。手袋の種類は、普段使用している手袋の中に装着する下履き用と強度やグリップ力に優れたゴム加工手袋があるので、用途に応じて選ぶのが良いでしょう。また耐切創手袋には選定の基準となる耐切創レベル※がありますので、作業シーンにふさわしいレベルの手袋を使用しましょう。
※EU(欧州連合)の安全規格『EN388:2016』TDM試験(ISO13997)にて算出された数値によりレベルはA~Fに分けられ、Fに近いほど切れにくい(=耐切創性に優れる)ということになります。
高い切創強度と作業性の良さを兼ね備えた手袋
今回は弊社の耐切創手袋「ブレイドガード」シリーズの中で作業性と耐切創強度を兼ね備えた商品を2つご紹介します。
一つ目は「ブレイドガードGS-18」です。
メイン素材に高強度のポリエチレン繊維を使用し、さらにガラスファイバーとスチールワイヤーも組み合わせました。それらを18ゲージという網目の細かい手袋にして、手のひらにポリウレタンをコーティングしました。それにより極薄手で手にフィットし細かい作業をするときでも快適です。またシリーズの中で最も耐切創強度が高い仕様となっています(EN388:2016準拠の試験における耐切創レベルはFです)。
ブレイドガードGS-18
二つ目は「ブレイドガードHP‐13」です。
こちらのメイン素材もポリエチレン繊維を使用し、そこにガラスファイバーを組み合わせて耐切創強度を高めています(EN388:2016準拠の試験における耐切創レベルはDです)。13ゲージ編みでフィット感が良く一定レベルの耐切創強度があり、手のひらポリウレタンコーティングで作業性も良いです。こちらはコストパフォーマンスが良く、使用量の多いユーザーに最適です。
ブレイドガードHP-13
おすすめの用途
耐切創手袋は、下記のような作業で使用することで、手を切創から保護することが可能です。
◇カッターの使用(段ボール等の開梱作業、ベニヤ板やシート類、壁紙クロスなどの切断)
◇建築用サッシの組み立てや運搬
◇ガラスの製造や取り扱い
◇薄鋼板の取り扱い
◇組立て作業 など
ブレイドガードシリーズの他の手袋は、こちらからご覧になれます。